そういえばずっとさよならポニーテールを聴いていた

 

遠距離恋愛、って不毛だよね。とこの前出会って二日目の同学年の女の子と銀座のテラスで2人で持ち寄った飲み物を飲みながら意見が一致した。

 

その人だけではなく遠くにあるその場所がわたしにとって特別な土地になる事は間違いない、遠く馳せる地、それが人と重なって想いは倍に膨らむ。

会えた時の幸福感がその想いをまた何倍にもし、最終的には万馬券並の嬉しさ感情がそこには押し寄せる。

 

終わりは恋ではなくても何でも切ないものでありいつか終わる、辛く悲しいけどそれを考える必要は終わる時以外ない、何故なら悲しくなる期間がただ伸びるだけであり終わることを辞めることはできないからである。

始まれば必ず終わる、その間の迷路をひたすら明るく幸せに迷えばいいと思う。

 

 

 

そうだね偉そうなことを言い過ぎてしまったのでわたしの遠距離恋愛のエピソードを少し言おう。

 

 

 

わたしはブラブラと街を歩くのが好きだった、想いを馳せた地をこの足で踏みしめ徐々に征服していくのが心地よかった。地を征服しそして尚彼を征服するのが心地よかった。

 

 

梅雨の時期にJR二条駅の出口映画館など入った複合型ショッピングモールの前で路上ライブしていた女の子が忘れられない。

 

その子を横切って二条から烏丸御池の方へ一本道を歩くと小さい雨粒はあっという間に大きくなりゲリラ豪雨の予兆がじわじわと訪れていた。

 

 

雨はビー玉のように。

 

 

 

そういえばずっとさよならポニーテールを聴いていた